■ 幾何補正(geometric correction)
`# | `補正方法 | `必要な最小データ数 | `備考 |
1 | ヘルマート変換(一次等角変換、相似変換) | 2点 | Helmert Transformation |
2 | 2次元アフィン変換 | 3点 | affine transformations |
3 | 2次元擬似アフィン変換(共一次変換) | 4点 | pseudo-affine transformations(bi-linear distortion) |
4 | 多項式変換 | ※1 |
※1:多項式変換のデータ数
=> 未知パラメータ n とすると、必要なデータ数は『(n +1)(n + 2)/ 2』となる。 【例:未知パラメータ n = 3の場合】 (3 + 1 )(3 + 2)/ 2 = (4 x 5) / 2 = 10点http://012.o.oo7.jp/My%20Webs03/s_henkannokiso02.pdf
http://www.civil.kumamoto-u.ac.jp/matsu/geome.pdf
【1】ヘルマート変換
用途
* 以下の幾何補正に使用 + 等方性縮尺ひずみ + 平行移動 + 回転ひずみ
変換式
u = a・x + b・y + c v = -b・x + a・y + d
パラメータ説明
u,v : 変換後の座標 x,y : 変換前の座標 a ~ d : アフィン変換係数 * 後述の「2次元アフィン変換」の「a = e」「b = -d」がヘルマート変換となる * 座標(u,v)および座標(x,y)をもとに、最小二乗法により算出する => a ~ d を求めるためには、最低2点必要(2点 × x-y座標で、未知数 4点を算出)
【2】2次元アフィン変換
用途
* 以下の幾何補正に使用 + 異方性縮尺ひずみ + 回転ひずみ + スキューひずみ
変換式
u = a・x + b・y + c v = d・x + e・y + fパラメータ説明
u,v : 変換後の座標 x,y : 変換前の座標 a ~ f : アフィン変換係数アフィン変換係数 a ~ f について
* 座標(u,v)および座標(x,y)をもとに、最小二乗法により算出する => a ~ f を求めるためには、最低3点必要(3点 × x-y座標で、未知数 6点を算出) => 詳細な求め方は、以下の関連記事を参照。画像処理 ~ 幾何補正 / 2次元アフィン変換編 ~
https://blogs.yahoo.co.jp/dk521123/38069294.html
【3】2次元擬似アフィン変換
用途
* 以下の幾何補正に使用 + 2次元アフィン変換 + 線形ねじれ変換
変換式
u = a・x・y + b・x + c・y + d v = e・x・y + f・x + g・y + hパラメータ説明
u,v : 変換後の座標 x,y : 変換前の座標 a ~ h : 擬似アフィン変換係数2次元擬似アフィン変換 a ~ h について
* 座標(u,v)および座標(x,y)をもとに、最小二乗法により算出する => a ~ h を求めるためには、最低4点必要(4点 × x-y座標で、未知数 8点を算出) => 詳細な求め方は、以下の関連記事を参照。画像処理 ~ 幾何補正 / 擬似2次元アフィン変換編 ~
https://blogs.yahoo.co.jp/dk521123/38106095.html