【ネットワーク】NAT / NAPT / UPnP

■ はじめに

ネットワークのルーティングに関わるプロトコルである
NAT / NAPT / UPnP について扱う。

目次

【1】NAT
【2】NAPT / IPマスカレード
【3】UPnP

 【1】NAT

* NAT(ナット) = Network Address Translation(ネットワークアドレス変換)
* プライベートIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換する技術

 イメージ図

192.168.2.15 (プライベートアドレス)
 ---> 222.232.100.125 (グローバルアドレス) ---> Internet

 【2】NAPT / IPマスカレード

* NAPT = Network Address and Port Translation
* 別名で、IPマスカレード(IP masquerade)
* NATを拡張し、IPアドレスを変換する際に、ポート番号も使用する技術

利点

* ポート番号によって、個々のコンピュータを識別するので、
 同じグローバルアドレスを同時に使用可能
 => 1対多のIPアドレス変換

欠点(っというかそういう性質)

* 中(プライベート・イントラネット)から外(インターネット)には出ていけるが
 外から中には入ってこれない(この場合、NATを使う)

 イメージ図

192.168.2.15 (プライベートアドレス)
  ---> 222.232.100.128:8001 ------> Internet

192.168.2.16 (プライベートアドレス)
  ---> 222.232.100.128:8002 ------> Internet

192.168.2.17 (プライベートアドレス)
  ---> 222.232.100.128:8003 ------> Internet

 【3】UPnP

* UPnP = Universal Plug and Play
* 機器を接続しただけでコンピュータネットワークに
 参加することを可能にするプロトコル
 => 各デバイスの固有情報はXMLで記述され、
 その情報はHTTPを通じて交換され、
    その交換はTCP/IPを通じて行われる

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