■ はじめに

　Scala を初めて、SBTについて今まで何となくやっていたが
ちゃんと勉強しないとまずいと感じたので、メモ。

【０】環境設定
【１】ビルドツール「sbt」
　１）主な機能
　２）sbt の処理の流れ
【２】フォルダ構成
　１）build.sbt
　２）build.properties
　３）plugins.sbt
【３】定義ファイル種類
　１）マルチプロジェクト .sbtビルド定義ファイル
　２）bare .sbtビルド定義ファイル
【４】タスク
　１）タスク追加

【０】環境設定

* 以下の関連記事を参照のこと

Scala ～環境構築編～
https://dk521123.hatenablog.com/entry/2023/03/10/193805

【１】ビルドツール「sbt」

* Scala の ビルドツール
 => Simple Build Tool (Scala Build Toolじゃなかった)
 => JavaのMaven、Ant、Gradleに相当するツール

１）主な機能

[1] ビルド
[2] プロジェクト作成
[3] 依存関係解決

２）sbt の処理の流れ

[1] sbt自身とその依存ライブラリをダウンロードし、ロードする
[2] project配下の設定ファイルで指定されたsbtプラグインがあれば
　ダウンロードしてロードする
[3] ビルド設定ファイルをScalaコードとしてコンパイル
[4] 必要なライブラリ類をダウンロードしてScalaのコンパイルを実行
[5] 依存ライブラリをダウンロードしてScalaのコンパイル時に
　クラスパスに追加できる状態にする

【２】フォルダ構成

├─build.sbt ... ビルド定義ファイル
├─project
│  ├─build.properties ... sbtバージョン設定
│  └─plugins.sbt ... sbtプラグインの設定
└─src
       ├─main ... メインコード
       └─test ... テストコード

１）build.sbt

* ビルド定義ファイル
 => 「プロジェクト」を定義するもの

２）build.properties

* sbtバージョン設定

サンプル
https://github.com/jhole89/aws-glue-sbt-quickstart/blob/master/project/build.properties

sbt.version = 1.2.8

３）plugins.sbt

* sbtプラグインの設定

サンプル
https://github.com/jhole89/aws-glue-sbt-quickstart/blob/master/project/plugins.sbt

addSbtPlugin("org.scalameta" % "sbt-scalafmt" % "2.2.1")
addSbtPlugin("org.scalastyle" %% "scalastyle-sbt-plugin" % "1.0.0")
addSbtPlugin("com.eed3si9n" % "sbt-assembly" % "0.14.5")

【３】定義ファイル種類

* 以下の2通りある。

１）マルチプロジェクト .sbtビルド定義ファイル
２）bare .sbtビルド定義ファイル

１）マルチプロジェクト .sbtビルド定義ファイル

* 通常は、１）で書く
 => とはいえ、２） の書き方もネットでは多い、、、

https://www.scala-sbt.org/1.x/docs/ja/Multi-Project.html

// [変数] = ( Project ).settings( ... 設定内容 ... )
lazy val root = (project in file(".")).
  settings(
    name := "project-name",
    version := "1.0",
    scalaVersion := "2.12.8",
    libraryDependencies ++= dervy,
    testTasks in Test := {},
    assemblySettings,
    test in assembly := {}
  )

２）bare .sbtビルド定義ファイル

* 単一プロジェクトのビルドしか行うことができない

https://www.scala-sbt.org/1.x/docs/ja/Bare-Def.html

【４】タスク

* SBTで呼び出し、実行できる処理の単位。
 => 「sbt run」「sbt compile」の場合、
　　タスクはそれぞれ「run」「compile」になる

https://www.scala-sbt.org/1.x/docs/Tasks.html

１）タスク追加

// ★ここに注目★ 「タスクキー」（他には「セッティングキー」「インプットキー」がある）
val sampleTask = taskKey[Unit]("sample task...")

lazy val root = (project in file(".")).
  settings(
    name := "project-name",
    version := "1.0",
    // ★ここに注目★
    sampleTask := {
      println()
      println("*********************")
      println(s"Hello, world!! ${name.value} - ${version.value}")
      println("*********************")
      println()
    }
  )

コマンド例および出力例

$ sbt sampleTask

・・・略・・・
[info] set current project to project-name (in build file:/C:/work/scala/codes/HelloWorld/sample/)

*********************
Hello, world!! project-name - 1.0
*********************

[success] Total time: 0 s, completed 2023/05/16 23:08:15

プログラムの超個人的なメモ

Memo for Programming.

【Scala】SBT ～入門編～

■ はじめに

目次

【０】環境設定

【１】ビルドツール「sbt」

１）主な機能

２）sbt の処理の流れ

【２】フォルダ構成

１）build.sbt

２）build.properties

３）plugins.sbt

【３】定義ファイル種類

１）マルチプロジェクト .sbtビルド定義ファイル

２）bare .sbtビルド定義ファイル

【４】タスク

１）タスク追加

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