【Scrum】スクラム開発 ~ 基本編 / バックログ ~

■ はじめに

https://dk521123.hatenablog.com/entry/2019/10/31/222447 https://dk521123.hatenablog.com/entry/2021/02/17/000000

の続き。

かなりボリュームが大きくなってしまったので、分冊。
今回は、「バックログ(Backlog)」について扱う。

目次

【0】バックログ(Backlog)
【1】プロダクト バックログ(Product Backlog)
 1)DEEP原則
【2】スプリント バックログ(Sprint Backlog)
【3】補足1:スクラムにおける3つの作成物
 1)インクリメント(Increment)
【4】補足2:ユーザストーリー
 1)INVEST原則

【0】バックログ(Backlog)

* 顧客から要求 (ユーザストーリー。詳細は「【4】補足2:ユーザストーリー」)
  で、未着手・未達成 (ToDo) である作業一覧

 => スクラム チームが達成すべき課題を一覧化したもの
* 以下の2通りある

【1】プロダクト バックログ(Product Backlog)
【2】スプリント バックログ(Sprint Backlog)

【1】プロダクト バックログ(Product Backlog)

* プロダクトへの要求一覧
 => 機能や改善要求を優先順位を付ける
 => 各項目は、開発チームによって見積もる

1)DEEP原則

* 以下の略で、プロダクトバックログの質を評価する基準
 + Detailed appropriately (適切な詳細度)
 + Emergent (創発的)
 + Estimated (見積もり)
 + Prioritized (優先順位付け)

Detailed appropriately (適切な詳細度)




Emergent (創発的)




Estimated (見積もり)




Prioritized (優先順位付け)




【2】スプリント バックログ(Sprint Backlog)

* スプリント期間中に行う作業一覧

【3】補足1:スクラムにおける3つの作成物

スクラムにおける3つの作成物は、以下の通り。
・プロダクト バックログ(Product Backlog)
・スプリント バックログ(Sprint Backlog)
・インクリメント(Increment) ... 以下の「1)インクリメント(Increment)」を参照

1)インクリメント(Increment)

* プロダクトゴールを達成するために作成され、
 完成の定義を満たした具体的な成果物

【4】補足2:ユーザストーリー

* システムがユーザに対し、提供する価値を説明したもの
 => テンプレートとして
  「<who>として、<what>を達成したい。それは<why>だからです」

1)INVEST原則

* 以下の略で、ユーザストーリーの品質を評価するための基準
 + Independent (独立している)
 + Negotiable(交渉できる)
 + Valuable(価値がある)
 + 見積もり可能(Estimatable)
 + Small(小さい)
 + Testable(テスト可能)

Independent (独立している)




Negotiable(交渉できる)




Valuable(価値がある)




見積もり可能(Estimatable)




Small(小さい)




Testable(テスト可能)




参考文献

https://offers.jp/media/programming/a_708

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