【AWS】Amazon WorkSpaces ~ バンドル ~

■ はじめに

https://dk521123.hatenablog.com/entry/2023/11/27/140821

で、Amazon WorkSpaces の Ubuntu Desktop を作成したのだが
そのバンドルを作ることになったので、メモ。

目次

【1】WorkSpaces起動するための流れ
【2】用語整理
 1)カスタムイメージ
 2)カスタムバンドル
【3】バンドル作成上の注意
 1)バンドル化を想定する場合、暗号化しないこと
 2)Linuxの場合、homeの内容はすべて削除される
【4】カスタムバンドル作成手順
 1)Image 作成
 2)Bundle 作成
【5】カスタムバンドルからWorkspace作成するには
 1)前提条件
 2)作成手順

【1】WorkSpaces起動するための流れ

1)WorkSpacesを起動
2)Workspace内に必要なソフトウェアをインストール
3)WorkSpacesからカスタムイメージ作成
4)カスタムバンドル作成
5)カスタムバンドルからWorkSpacesを起動

【2】用語整理

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/workspaces/latest/adminguide/create-custom-bundle.html

1)カスタムイメージ

* WorkSpace の OS、ソフトウェア、設定のみが含む

2)カスタムバンドル

* WorkSpace の起動元になるカスタムイメージと
 ハードウェアの両方を組み合わせたもの

cf. Bundle(バンドル) = 束ねる、塊

【3】バンドル作成上の注意

* 作成する前に、以下の公式ドキュメントの要件を読んでおいた方がいい。
 + Windows カスタムイメージを作成するための要件
 + Linux カスタムイメージを作成するための要件

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/workspaces/latest/adminguide/create-custom-bundle.html

1)バンドル化を想定する場合、暗号化しないこと

* 暗号化してしまうと、
 2度とカスタムイメージ・バンドルは作成できない

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/workspaces/latest/adminguide/encrypt-workspaces.html#encryption_limits

より抜粋

* 暗号化された WorkSpace からのカスタムイメージの作成は、
 サポートされていません。
* 暗号化された WorkSpace の暗号化を無効にすることは、
 現在サポートされていません。

2)Linuxの場合、homeの内容はすべて削除される

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/workspaces/latest/adminguide/create-custom-bundle.html#image_creation_linux

Amazon Linux WorkSpace からイメージを作成すると、
ユーザーボリューム (/home) の内容はすべて削除される

【4】カスタムバンドル作成手順

* 以下の流れ。
1)Image 作成
2)Bundle 作成

* 以下を読んでおくといいかも。

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/workspaces/latest/adminguide/create-custom-bundle.html#create_custom_image_bundle

1)Image 作成

[1] Management Console上で [Workspces]-[WorkSpaces]まで移動
[2] 元となるWorkspaceを選択し、[Actions]-[Create Image]を選択
[3] 以下を入力し、「Create Image」ボタン押下
 + Image Name:イメージ名
 + Image description:説明(任意の文字列)
[4] [WorkSpaces]-[Images]まで移動し、Statusが「Pending」->「Available」まで待つ
 => 結構掛かる。物によると思うが、30分-1時間超える?
 => 詳細を見ると項目「Status message」があり
  例えば「Status message: Running checks on test WorkSpace (95%)」みたいに
  途中経過を見ることができる(じゃないとめちゃ不安)

※注意点

* イメージが作成されている間、
 元のWorkSpace のステータスは [Suspended (停止)] となり、
 WorkSpace は使用できなくなる

2)Bundle 作成

[1] Management Console上で [Workspces]-[Images]まで移動
[2] 元となるImageを選択し、[Actions]-[Create Bundle]を選択
[3] 以下を入力し、「Create Bundle」ボタン押下
 + Bundle Name:バンドル名
 + Bundle description:説明(任意の文字列)
 + Bundle hardware type:バンドルハードウェアタイプ(例:Power - 4 vCPU, 16.0GiB Memory)
 + Storage settings:ストレージ設定(例「Custom」)
  + Root Volume Size:rootのボリュームサイズ(例:175GB)
  + User Volume Size:Userのボリュームサイズ(例:100GB)

【5】カスタムバンドルからWorkspace作成するには

1)前提条件

* Directory は既に作成されている状態

2)作成手順

Step1: Select a directory

* Directory を選択(なければ作る)

Step2: Create User

* (新規ユーザを作成したい場合)
 ユーザを作成する(既存のユーザとユーザ名がかぶらないこと)

Step3: Identify Users

* 既存ユーザを指定したい場合、そのユーザを指定
(Step2で新規ユーザ作成している場合は、不要)

Step4: Select Bundle

* スペックを以下から選ぶ
 + Value
 + Standard
 + Performance
 + Power
 + PowerPro
 + GPU enabled
* 「<スペックタイプ> bundle」欄において、「Filter owner : Custom bundles」を選択
 => これにより、作成したバンドルがでてくるので選択

Step5: WorkSpaces configuration

* Running Mode: AlwaysOn(常に立ち上げる)
 or AutoStop(無接続状態が、AutoStop Time(hour)で指定された時間を超えてたら停止) 
* タグなどはお好みで。。。

Step6: Customization - Optional

* Bundle: 作成したBundleを指定

暗号化などはお好みで。。。
(ただし、暗号化すると上述の通り、再度バンドル作成できなくなるので注意)

Step7: Review

* 確認して問題なければ、「Create」ボタン押下

参考文献

https://recipe.kc-cloud.jp/archives/7594/
https://www.ctc-g.co.jp/solutions/cloud/column/article/12.html
https://dev.classmethod.jp/articles/workspaces-image-bundle/

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