abstract
抽象クラスとインターフェイスとの違い
(1) 実装内容のないメソッドだけでなく、内容を含むメソッド(下のサンプルの場合、GetName())を記述できる(2) 抽象クラスは、二つ以上継承できない。つまり、多重継承できない。（インターフェイスは二つ以上でも継承できる）
抽象クラスとインターフェイスの使い分け
* 抽象クラス : 抽象化したいのがクラスの場合* インターフェイス : 単なる振る舞いに関する制約の場合
参考資料
http://blog.shos.info/archives/2005/02/c_tips_interface_abstract_clas.htmlサンプル
抽象クラス ( SampleAbstract.cs )
// ★ポイント1★ abstractで抽象クラスを定義
public abstract class SampleAbstract
{
public string GetName(string value)
{
return value;
}
// ★ポイント2★ abstractで抽象メソッドを定義（実装内容は書かず、定義だけ）
public abstract int GetValue(int value);
}
抽象クラスを継承したクラス ( Class1.cs )
// ★ポイント1★ 抽象クラス「SampleAbstract」を継承
class Class1 : SampleAbstract
{
// ★ポイント2★ 抽象メソッド「GetValue」をオーバーライド(override)する
public override int GetValue(int value)
{
return value * 2;
}
}
virtual / override
* ★重要★ もしかしたら置き換えられるかもしれないメソッドに、あらかじめvirtualキーワードを付けておく* virtualキーワードを付けておかないと、overrideキーワードだけ付けてもコンパイル・エラーになってしまう
* 機能的によりオーバーライドを要請するケースが存在する場合に使用する（特に必要とされないかぎり、virtualキーワードは使わない）
サンプル
抽象クラス ( SampleAbstract.cs )
public abstract class SampleAbstract
{
public virtual int GetAge(int age)
{
return age;
}
}
抽象クラスを継承したクラス ( Class1.cs )
class Class1 : SampleAbstract
{
public override int GetAge(int age)
{
return age - 3;
}
}
