NESMAの概算法
* オランダのソフトウェア計測協会(NESMA(ネズマと読む);Netherlands Software Metrics Association) が考案した見積法 * 以下の2種類ある [1] FP概算法(Estimated Function Point Count) << FP法・簡略版 [2] FP試算法(Indicative Function Point Count) << FP法・超簡略版
[1] FP概算法
■手順
1) 全てのファンクションについて、 ファンクションタイプ(ILF/EIF/EI/EO/EQ。以下「※補足」を参照)に分ける 2) 複雑度を以下のように決める(★ポイント★ 複雑度を決め打ち) * 全てのデータファンクション(ILF/EIF) : 複雑度を「低(Low)」にする * 全てのトランザクションファンクション(EI/EO/EQ) : 複雑度を「中(Average)」にする 3) 未調整のファンクションポイントを計算する
[2] FP試算法
■手順
1) データファンクション(ILF/EIF)の数を決める 2) アプリケーションの未調整FP値を下記の計算方法で求める FP試験法(FP) = (35 × [ILFの数]) + (15 × [EIFの数])
※補足:ファンクションタイプ
* 詳細は、以下の関連記事を参照のこと。(ここでは概要のみで)http://blogs.yahoo.co.jp/dk521123/33918780.html
(1) データファンクション
(1-1) 内部論理ファイル(ILF;Internal Logic File) => システム内部で使うファイル、DBで変更があるデータ (1-2) 外部インターフェイス(EIF;External Interface File) => 保存せず、参照のみのデータ
(2) トランザクションファンクション
(2-1) 外部入力(EI;External Input) => 外部データによる内部ファイルの更新 (2-2) 外部出力(EO;External Output) => 何らかの処理を経て外部に情報出力 (2-3) 外部照合(EQ;External Inquiry) => 単純な検索で外部に情報を提供
参考文献
http://murayama.hatenablog.com/entry/20090822/1250953052http://d.hatena.ne.jp/january/20080518/1211112949